人材育成は「未来」づくり

明るい未来をつかむには

アラフィフの私(渡辺)からすると、最近は以前と比べ信じられないようなニュースが増えてきていると感じます。もちろんいいニュースもあるのですが、悪い意味で驚いてしまうのは、親が自分の子どもを殺すという事件が増えてきていることです。本当に心が痛みます。

子どもを大切にする若いご夫婦も増えているとは思うのですが、残念ながらその逆の人たちも同様に増えているようですね。

殺すまでいかなくても、子どもにお金を使いたがらない両親も増えているようです。
ある資料によると、いわゆる貧困状態にある子供は6人に1人の割合です。

さぞ困窮しているのだろうとそれらの貧困家庭を調べてみると、
両親は自分のためには(例えばスマホゲームやたばこなど)平気でお金を使うそうですが、
子どものためには使おうとせず、結果的に子どもたちが被害を被っている、というケースも少なくないようです。

かつては(自分も含めて)、自分が少々がまんしてでも、
自分の子どもには最善のものをあげたいと考える親が多かったと思いますので、
ちょっと信じられないことだなぁと思います。

私には3人の息子がいますが、彼らが喜んでいる姿を見ると、色んな意味でお腹いっぱいになりますので、何かを我慢してもあまり我慢した気分になりません(笑)。

でも、今の世の中、自分は大切にするが子どもはあまり大切にしないでもいいという風潮が、
少々強くなってきているように感じます。

ある意味、子どもというのは、未来そのものです。
これからどんな世の中になるのか、それを決めていくのは彼らです。
彼らが世界をどのように見てどんな考えを持ち、
どんな力を養われていくかで未来が決まるのです。

自分が年齢を重ねた時(そんなに先ではありません(笑))、もはや世の中の中心は彼らであり、
世の中がどんな状態になっているか、自分たちがどう扱われるかは彼らで決まってしまいます。

だからこそ私たちがいま子どもたちをどう扱うか注意しなければいけないと思います。
子どもを殺すというのは自分の未来を滅ぼすことです。
逆に、彼らを大切にしていくことは、私たち自身の未来を大切に作っていくことでもあるのです。

同じことは会社の経営についても当てはまります。

自社の明るい未来を作りたいなら、未来を担う世代を大切に育成することが欠かせません。
未来を担う人々がどんどん成長していけるように、場を整え、機会を作り、
継続的に伸びていけるような「しくみ作り」をしていく必要があります。
彼らを大切にすることは、必ず自社の未来に、経営者の未来にはね返ってくるでしょう。

もちろんそれには費用がかかります。しかしこれは、未来への投資なのです。

当たり前のことですが、目先のことだけを見て、
今を何とかすることだけを考えているだけでは、会社の未来は危ぶまれます。

いかに未来予測をして何とかして変化に追従しようとしても、
それ自体は会社の未来を作ることにはなりません。

予測に基づいて戦略を立て、プランを実行しようとしても、
それを担うのは、結局、社員一人ひとりなのです。
彼らが真剣にその戦略を担い、知恵を尽くして会社を発展させようとしなければ、
どんな未来予測も戦略構築も無意味です。

会社や法人というとそれ自体に何か実体があるかのように感じてしまいやすいですが、
本当は最初から最後まで、人の集団であり、その活動のプラットホームに過ぎません。
そして、その「」の「」によって、すべてが決まってしまうのです。

変化の激しい時代であり、特に新しいテクノロジーの出現によって、
人類の文明史上、未曽有の移行期が始まっていると言われます。

時代の荒波の中で会社を生き残らせ、更なる繁栄に導いてくれるのは設備ではありません。
ビジネスモデルでもないでしょう。それは、会社を構成する「」であり、その「」なのです。

遅くなる前に、人財に投資しましょう。もちろん賢く、散発的にではなく計画的に。

弊社では貴社の未来を見据えた人材計画の立案をお手伝いしています。

採用戦略から、教育、育成、配置と移動、評価・報奨の体系作り、社内起業の仕組みづくりまで、
全体的な戦略構築をしていけるようにご支援いたします。

ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください!

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